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昨年10月能楽堂で上演し好評を博した
藤間勘十郎文芸シリーズ其の壱『綺譚 桜の森の満開の下』
バージョンアップした“劇場版”を上演

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原作:坂口安吾  上演台本:近衛はな  演出・振付・音楽:藤間勘十郎
出演:中川晃教、市川ぼたん、いいむろなおき、花園直道、山本一慶
【兵庫公演】2015年4月25日 兵庫県立芸術文化センター
【京都公演】2015年5月16日 京都芸術劇場 春秋座
【東京公演】2015年5月19日~24日 池袋あうるすぽっと

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『綺譚 桜の森の満開の下』について

藤間勘十郎の構成・演出のもと、「日本の文学に着目し古典芸能の要素を取り入れて独自のエンターテインメント作品を創造しよう」と企画された藤間勘十郎文芸シリーズの第一弾は、坂口安吾の代表的な短編作品「桜の森の満開の下」を題材に、近衛はなが上演台本を手掛け、『綺譚 桜の森の満開の下』として舞台化。2014年10月16日~18日、セルリアンタワー能楽堂で中川晃教・市川ぼたん・いいむろなおきという三名によって初演され、好評を博した。今回は2015年“劇場版”としてバージョンアップし、兵庫、京都、東京で上演。出演者も初演の三名に加えて、花園直道と山本一慶も参加し五名編成となった。

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各界のスペシャリストが集っての競演

シンガーとしての活動が高く評価されミュージカル作品にも引く手あまたの中川晃教、日本舞踊家として数々の舞踊公演に出演し存在感を放つ市川ぼたん、フランスでマイムを学び帰国後は自身の活動だけでなく振付や講師なども勤めるマイム俳優いいむろなおき、幼い頃より古典舞踊を学び国内のみならず海外でも公演を行い人気急上昇中の花園直道、舞台を中心にドラマや映画などでも活躍、端正な顔立ちと佇まいが魅力の山本一慶。このように多方面で活躍する各界のスペシャリストが集うという夢の企画が実現した。

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取材会では

4月23日に行われた取材会で藤間勘十郎(演出・振付・音楽)は「初演をご覧になった方が良いと言って下さって再演が決まったと思っておりますので、あくまでも初演の形を踏まえながら更にバージョンアップするということで上演させていただきます。各界のスターが揃っておりますので、作品を見せたいというのもございますが、出演者の皆様のよき部分を十分に舞台に反映できればと思っております」、続いて近衛はな(上演台本)は「『桜の森の満開の下』のお話をいただいた時はすごく嬉しかったです。
大学生位の頃読んで、印象深い作品でした。とても余韻が怖いなと思いました。
これが勘十郎さんの演出によって舞台上であの怖さ、あの美しさがどういう風に表現されるのかすごく楽しみです。今回はまた素晴らしいキャストの方が加わり、更にパワーアップした舞台になるといいなと思っております」と語りました。出演者もそれぞれ、「私がやらせていただく役、または役割は、ひとつは朗読、読み手です。もうひとつは男・山賊です。謡がセリフとなり、また謡となり、また語りとなり、洋楽の歌になっていきます。これが劇場バージョンとして大きく変わったところです。
このフィーリング、色彩の中でいかに自分が何かを感じながら、それが本物でありながら、お客様にどのように伝えて行くのか、というところに神経を研ぎ澄ませて楽しみたいと思います」(中川晃教)、「僕が演じる桜の精は怖ろしい存在でありながらも美しさも求められるとても難しい役です。
普段の自分のステージとはまた違った雰囲気で演じますので、毎日お稽古場での経験が勉強になっております」(花園直道)、「怖さを感じるのになぜ美しさを感じるのだろう、という気持ちが膨らんでいきました。このようなスペシャリストの方々の中に入れていただき、その中で僕は何が出来るのだろう、僕はどんな美しさをプラス出来るのだろうと考えております」(山本一慶)、「僕自身はマイムを専門にやっております。見えないものを見せるテクニックの人だと思われがちですが、もう少し広い意味での身体表現をして活動しております。今回の作品の中でも男・山賊のほか、黒衣や道化のような役などいろんなものに変化してゆきます。空気のようになったり、前に出たりしながら、楽しみながら演じております」(いいむろなおき)、「桜の森の女は生身の女に見えてはいけないなと思っております。
桜が散ってゆくというところに私は美学を感じるので、難解な話ではありますが日本人の感覚の中で散っていく美しさを、ご覧になられる方々にもお伝えできたらいいなと思っております」(市川ぼたん)と、作品への思いをコメントしました。“劇場版”としてバージョンアップした『綺譚 桜の森の満開の下』にご期待下さい。

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公演のお問い合わせ:アーティストジャパン 03-6820-3500