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藤間勘十郎文芸シリーズ其の弐 
曲亭馬琴『南総里見八犬伝』稽古場レポート!

アーティストジャパンは、音楽劇『Sleeping Beauties~夢をあやつるマブの女王~』と藤間勘十郎文芸シリーズ其の弐 曲亭馬琴『南総里見八犬伝』という全くタイプの異なる2つの作品を10月に上演致します。

まずは、『Sleeping Beauties~夢をあやつるマブの女王~』のビジュアル撮影が行われました。その時の模様はこちらをご覧ください。

そしてもうひとつの公演!

『南総里見八犬伝』について

日本文学に日本の古典芸能の要素を取り入れて、藤間勘十郎がエンターテインメント作品として立体的に作劇していくという“藤間勘十郎文芸シリーズ”第二弾は、『南総里見八犬伝』を取り上げます。

本作は、曲亭馬琴(一七六七~一八四八)の代表的な長編小説で、江戸時代後期、一八一四(文化十一)年十一月に刊行が始まり、二十八年の歳月を掛け、一八四二(天保十三)年に完結しました。九十八巻百六冊にも及ぶ超大作ですから、どこを切り取ってお届けしようかという相談がなされました。今回は藤間勘十郎自身が上演台本も手掛け、第一幕 芳流閣に闘う ~信乃と現八~、第二幕庚申山の化猫 ~角太郎の仇討ち~ に焦点を当てての上演する運びとなりました。DDD AOYAMA CROSS THEATERに桟敷席を設け、客席を使っての演出となり、若手俳優陣が立ち廻りにも体当たりで挑みます。江戸の芝居小屋の雰囲気の中で繰り広げられる『南総里見八犬伝』にご期待下さい。

『南総里見八犬伝』稽古場レポート

キャスト全員揃っての稽古初日、作・演出の藤間勘十郎さんにより、作品の解説や本作の演出プランが説明されました。

藤間勘十郎さん稽古初日挨拶

「『南総里見八犬伝』は、長編な物語なので今回どこの場面を上演しようか、と考えました。いろんな候補がある中で、一番有名な芳流閣と、あまり上演されていない化猫のくだりを入れて構成することになりました。玉梓(船虫)という女性の怨念を入れて、最終的には浄化する場面を盛り込めたらと思います。ここはスーパー歌舞伎『八犬伝』では宙乗りですが、そういう訳にもいかないので(笑)どうやって表現しようかなと思っているところです。八犬士としては犬飼現八、犬村角太郎(後の 犬村大角)、犬塚信乃の場面がベースとなりますが、最後はやはり全員居並ぶような形にしたいなと思っております。
“藤間勘十郎文芸シリーズ”第一弾として『桜の森の満開の下』を上演した時にも行ないましたが、文芸シリーズですから“読む”要素も入れたいなと思っております。朗読するところと、芝居としてお見せするところの両方で組み立てたいなと。そのあたりのバランスは稽古をしていく中でみなさんと一緒に考えながら作ってゆきましょう。おそらく、芳流閣は皆さんに立ち廻りを頑張っていただいて、後半は化猫の動きを入れながら芝居を見せていく、という形になると思います。真っ暗で何もない空間で、ちょっと怪談のような雰囲気も出せたら面白いかなと。いろんな要素を盛り込みながら面白いものを作ってゆきたいと思いますので、皆様どうぞよろしくお願いします」

藤間勘十郎さんからのお話に、まるで寺子屋のごとく、真剣に耳を傾けるキャストのみなさんの表情は心なしか緊張気味。しかし立ち稽古が始まるやいなや、「こういう形はどうですか?」「こんなやり方もありますよ」「この人がこっちに廻った方がやりやすいのでは」と、次々にアイデアが提案されていきます。藤間勘十郎さんがキャストそれぞれの得意分野を活かしつつ動きを決めていく稽古場。パワーがみなぎっています!

南総里見八犬伝

南総里見八犬伝

南総里見八犬伝

南総里見八犬伝

南総里見八犬伝

南総里見八犬伝

南総里見八犬伝

南総里見八犬伝

番外編
ちょっとくだけた感じで撮りましょうと声をかけたところ、
このような構図に・・・(笑)。楽しい稽古場ということがお分かりいただけるはず!

南総里見八犬伝

南総里見八犬伝

藤間勘十郎文芸シリーズ其の弐 
『南総里見八犬伝』
日程:2015年10月8日(木)~18日(日)
会場:DDD AOYAMA CROSS THEATER
料金:桟敷席7500円 (前方席 非売品ポストカード付)
   一般席 5500円
作・演出:藤間勘十郎
出演:河合龍之介 磯貝龍虎 山本一慶 津川祀武憙
   林田航平 一之瀬嘉仁 阿川祐未 水木桜子 HADO
   帆風成海

公演情報は順次 アーティストジャパンHPにてご案内いたします。ご期待下さい!
https://artistjapan.co.jp