- チケットご購入前に
ご一読をお願いいたします -
- ※営利を目的としたチケットの譲渡・転売・購入、及びそれを試みる行為は、いかなる場合も固くお断りしております。
チケットは正規販売ルートでご購入いただきますようお願いいたします。正規販売ルート以外で購入されたチケットに関しては、その有効性を一切保証されておりません。転売されたチケットは無効であり、ご入場をお断りさせていただく場合もございますので、ご注意ください。 - ※営利目的の譲渡・転売等、チケットに関する不正行為やそれを疑われる行為が発覚した場合にはご本人確認を実施させていただく場合がございますので、ご来場時には必ずご本人確認書類をご持参ください。
- ※各チケット販売窓口でお取り扱いいたします座席詳細につきまして事前にお問い合わせいただきましてもお答え出来かねますので、ご了承ください。
- ※未成年のお客様は必ず保護者の承諾を得てからチケットをご購入、ご来場ください。
- ※公演中止の場合を除き、払い戻し、他公演へのお振替は事情の如何に関わらず一切できません。予めご了承ください。
- ※営利を目的としたチケットの譲渡・転売・購入、及びそれを試みる行為は、いかなる場合も固くお断りしております。
STORYストーリー
ここはハリウッドに近いカリフォルニアの海浜住宅地、チャーリー・ソレルの家。今日はシナリオライターのチャーリーのお葬式。取り仕切っているのは親友で映画監督のジョージ・トレイシーである。しかし参列者は、チャーリーのマネージャーだったアーヴィングと、チャーリーが働いていたスタジオの社長夫人・フラニィのたった二人。それもそのはず、チャーリーは数々の女性と浮名を流し、挙げ句の果てに人妻との浮気現場をその亭主に見つかり、ピストルで撃ち殺されたのだ。
アーヴィングとフラニイが帰って行き、お葬式を終えようとした時、その人妻・ラスティが、人目を忍んで来た。ラスティの話によると、チャーリーの体が海に落ちる音が聞こえたが、死体もそれきり見つからないらしい。ラスティは、このチャーリーの家に、ドレスやネグリジェ、化粧品などの私物を置いたままにしていることを気にしながら、ジョージに処分を頼んで帰って行く。
ジョージが葬式の片づけを始めた時、突然トレンチコートを着た人物が窓から入って来る。姿は女だがその動作と言葉遣いは男・・・しかもコートの下は裸の様子。驚くジョージに向かい、「どうしたんだ、俺だよ!チャーリーだよ」とその人物は言う。どうやらチャーリーは数々の女性を泣かせてきた天罰で、この世に女として転生してしまったらしい⁈
二人はそのことに気付くが、チャーリーは自分が女になったことにパニック状態。しかしようやく現実を受け止め、ジョージの協力を得て、女の仕草を稽古し、チャーリー未亡人として新たに出直そうとする。次第にチャーリーは、本当の女になっていくのだが・・・。
INTRODUCTIONイントロダクション
「プレイボーイが女性に転生させられる」という設定が強調されがちな本作ですが、そのファンタジックなコメディのシチュエーションの中に、チャーリーとジョージの友情と、もう若いとは言えない男たちの哀愁、そしてチャーリーが女性に転生したために起こった心情の変化、さらにチャーリーの浮気相手だったアラフォー女性 ラスティの揺れ動く心などが折り重なって描かれた、切ない余韻を残す名作コメディです。
初演は1959 年、『ティファニーで朝食を』(オードリー・ヘプバーン主演)の脚本でも知られるジョージ・アクセルロッドによる脚本・演出、チャーリー役は銀幕のスター女優 ローレン・バコールで、ブロードウェイで上演され、ヒットした作品です。
日本での初演は1969年、日生劇場にて、浅利慶太氏の演出、越路吹雪さんのチャーリーといった華やかな顔合わせで上演され、初演以降も宝塚歌劇団出身の元男役トップスターだった方々や、池畑慎之介さんが演じてきた人気作品です。
1964年に映画化もされており、こちらは『雨に唄えば』のヒロインで知られるデビー・レイノルズがチャーリーを演じています。
「ロマンティックコメディ」というジャンルは、1950年~60年代に流行っていたようで、多くの映画が製作され、オードリー・ヘプバーン『ローマの休日』、マリリン・モンローとローレン・バコール『百万長者と結婚する方法』など多数あり、近年では『プリティ・ウーマン』などもそのジャンルと言えます。
男女が何らかのシチュエーションの中で出会ってケンカばかり繰り返し、いかにも相性が悪そうでありながら、ひかれあっていき、しかしお互いの思いをなかなか伝えられずにいたり、すれ違いになったり…最後はハッピーエンドに終わるものや、『ローマの休日』のように、気持ちが通じ合っていながら別れなければならない切ないストーリーの作品もあります。
今回はチャーリー役に、男優である山本一慶がチャレンジします。これは初めてのチャレンジで、21世紀の新しい『さよなら、チャーリー』の誕生と言えます。
演出は、2018年にも同作品を演出し高い評価を得た、岡本さとるが再び担当します。またその折は、小田島恒志先生の新たな翻訳で上演しましたが、今回も同じ訳本での上演となります。
チャーリー役の山本一慶にとっても、今まで演じてきた海外戯曲のコメディとはまた一味違う、深みある切ないコメディへのチャレンジとなります。
ジョージ役の井澤勇貴も、男性の哀愁と優しさをコメディタッチに表現する、大変難しい大人の役どころとへのチャレンジとなります。
二人の人気舞台俳優の顔合わせでお届けする、21世紀のロマンティックコメディにご期待ください!!